平成28年3月31日に成立した「改正社会福祉法における社会福祉法人制度改革」への対応が迫られるなか、日野市内の高齢・障害・保育・地域福祉の各分野の社会福祉法人の代表から立ち上げられた「日野市内社会福祉法人連絡会(仮称)準備会」主催による「社会福祉法人制度改革対応セミナー」を9月5日(月)に開催しました。

‣日時 平成28年9月5日(月)

‣場所 日野市立中央福祉センター

-社会福祉法人制度改革における改正の4つのポイント-

①地域における公益的な取り組み

②事業運営の透明性の向上

③財務規律の強化

④経営組織のガバナンスの強化

-第一部 社会福祉法人制度改革セミナー-

評議員会の設置や社会福祉充実計画など平成28年度内に取り組まなければならない課題についての実務面を中心にご講演いただきました。

1.講演 「平成28年度に対応すべき実務ポイント」

-講師 武石 直人氏(社会福祉法人千葉県福祉援護会 理事長)

評議員(役員)選出については、『理念を共有できる人選を』


社会福祉法改正で求められる今後の社会福祉法人のあり方について、「地域における公益的な取り組みについての考え方」や「評議員や(役員)選任方法や注意点」「組織のガバナンス整備」など、自法人ですでに取り組まれている内容などを実例に、詳細にご紹介いただきました。

これから地域において社会福祉法人の果たす役割が期待されるなか、」各法人の組織体制における『評議員や役員の選出については、法人の理念や目的をしっかりとお伝えし、こうしたことを共有できる方を人選していくことがとても大切です。』という言葉が大変印象的でした。

また、「社会福祉充実計画」については、すでに算出作業を始めているという社会福祉法人東京光の家常務理事の石渡氏より、「社会福祉充実残額の有効活用について(素案)(引用 厚生労働省第18回社会保障審議会福祉部会資料)」をもとに、算出方法の公式や控除対象財産などを詳しくご説明いただきました。

社会福祉充実残額が0円となることが予想される法人においても、所轄庁に報告をすることが求められているとのことに、参加者は社会福祉充実残額の算出の必要性を実感されていました。

2.日野市内社会福祉法人による事例紹介

-『社会福祉法人マザアス』の報告-

まずは横の連携を深めることが大切。

その上で法人同士が連携してできることを考えていきたい (常務理事 衣川 輝夫 氏)


「社会福祉法人マザアス」は、特別養護老人ホームマザアス日野を中心に、高齢者福祉分野において3拠点を通じて事業展開をしています。法人事務局を市内におき、制度改革に向けて準備を進めていますが、同法人はすでに評議員会が設置されており、順次法令に従い整えていくとのことです。

「地域における公益的な取り組み」については、東京都社会福祉協議会が行う『認知症カフェ』や『若年性認知症者との関わり』、「就労訓練」などの実施、充実を図っていくことを考えているそうです。

日野市内の社会福祉法人ネットワーク化について、「まずはこうした場を通じて法人同士の横の連携を深めて、そのなかで地域公益活動について連携できるかを一緒に考えていける機会となってほしい」とお話されていました。

 

-『社会福祉法人夢ふうせん』の報告-

地域公益活動は前向きに考えている。

でも負担が大きくなることは心配(報告者 施設長 浅野 大輔 氏)


「社会福祉法人夢ふうせん」は、知的障害者・重度心身障害者の就労継続支援B型と生活介護を行う多機能施設ならびにグループホームを運営しています。現在82名の方が通われ、9月から希望の家跡地に新施設「アネックス」をスタートさせ、定員が105名と大所帯となります。現在、保護者や弁護士、地元自治会などで構成される評議員会は現在15人。理事との兼務をされている方もいますが、今後、理事や評議員の役割を考慮し、分担していく方向で検討しています。

地域における公益的な取組について、これまでボランティアの受け入れや中学生の職場体験や地域の高齢者への食事宅配サービスなどを様々な活動を行ってきましたが、法律で求められている公益的な取組みの対象となるのかどうかをこれから確認していかなければならないとのことでした。

 

-第二部 市内社会福祉法人ネットワーク化に向けた情報交換会-

情報交換会では、はじめに東京都社会福祉協議会地域福祉部から
、都内での「社会福祉法人のネットワーク化に向けた動き」について、東村山市ならびに大田区の事例をご紹介いただいたあと、参加者が5グループに分かれてそれぞれ自己紹介から法人で行っている事業案内、法改正における法人内での取組状況、ネットワーク化について話し合いを行いました。

また、 平成28年4~5月に掛け実施した「地域公益活動に関するアンケート」でも9割近くの法人が「参加したい【条件が整い次第を含む】」と回答いただいた社会福祉法人のネットワーク化については、参加者のお考えをそれぞれお話いただきました。

制度改革の対応では、まだ確定していない箇所やはっきりしていないこともあり、「各法人も対応に追われていることがわかった」「同じ悩みを共有できて参加した甲斐があった。」と言った声をお寄せいただきました。

日野市では初めて市内全社会福祉法人向けに「社会福祉法人制度改革」についての企画を実施いたしました。セミナー講演では、講師の武石氏より予定時間を超え大変熱心にお話いただきました。情報交換会では、十分な時間とは言えないなか、各法人内の取組状況、課題などについて情報交換、共有を行いました。

日野市社会福祉協議会では、本企画での皆様のご意見も踏まえ準備委員の皆様とも改めて協議し、「日野市社会福祉法人ネットワーク」を進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(総務係)

日野市で集められた赤い羽根共同募金の約70%は日野市の福祉のために、約30%は東京都全域の福祉のために使われています。
日野市では、市民に分かりやすく、市民主体で地域の実情に応じた審査・配分・募金の実現を目指し、「日野地区配分推せん委員会」が設立されています。

8月26日(金)、日野地区配分推せん委員による、平成27年度配分施設見学会を実施しました。

①自立援助ホーム トリノス

自立援助ホームとは、義務教育を終了した20歳未満で、家庭で暮らせない事情のある人たちが、働きながら共同生活の中で自立を目指す場所です。開所にあたり必要な備品購入等に配分しました。

お部屋やリビングを見学させていただきました。

②すずかけの家

利用者さんの授産作業である紙漉き製品を作るのに必要なブレンダ―(ミキサーみたいな感じ?)を購入するため配分しました。ブレンダ―を操作する利用者さんの笑顔が、本当に素敵でした(*^_^*)

委員さんから職員さんへ、色んな質問がありました。

③あおいとり日野

パン製造に欠かせないドウコン、クッキー製造に欠かせないフードプロセッサー購入のため配分しました。

目を引くピンク色の建物!

焼きたてのパンが香る中、お話しいただきました。

④ディーセント・ワーク平山台

ステンレス製調理台購入のため配分しました。

伊藤理事長からお話しいただきました!

ディーセント・ワーク平山台で作られた定食。委員さんと一緒にお昼ご飯!

本見学会で「本当に助かっています」「本当にありがとうございました」と各施設の職員さんから口々に言われました。委員会内で配分額を審査することは、苦渋の選択を迫られることが多々あります。

だけど、「こんなに感謝されるのは本当に嬉しい。その分責任も感じるが、今後も頑張っていこう」と委員さんと確かめ合いました。

最後に。

委員の皆様、暑い中どうもありがとうございました!!

 

(総務係)

『朝、目覚めたら耳が聞こえなくなっていた…みなさん、想像できますか?』

想像したこともないし、想像してもどんな状況なのかどんな感覚なのか、まったく分かりません。
9月7日(水)に行われたミニ講演会では、仕事に趣味にアグレッシブに人生を謳歌していたのに、突然聴力を失った方からお話しいただきました。

人生を悲観し苦悶しながら日々生活していく中で、素敵な家族に支えられながらご自身も努力を重ねる姿に感動しました。受講生一人ひとりの胸にも響いたと思います。

「私は手話の勉強を一生懸命しました。講習会に通い、習ったことはその日のうちに復習し、気づけば夜中2時ということも。だからみなさんも頑張ってください。」

手話を勉強している一人として、真面目に取り組まねばと心新たにしました。

(総務係)

 

 

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